【クレジット市場】香港の点心債、利回り過去最高-発行体には割安

中国で有料道路を運営する香港の ロード・キング・インフラストラクチャー(路勁基建)が香港で発行 した人民元建て社債の利回りは、いわゆる「点心債」としては過去最 高となったものの、同社にとっては中国本土や米ドル建てで借り入れ るより割安な資金調達となった。

事情に詳しい関係者1人が明らかにしたところでは、ロード・キ ングは13億元(約165億円)相当の3年債を利回り6%で起債した。

INGグループによると、発行利回りは中国でデパートを運営す るPCDストアーズ・グループ(中国春天百貨集団)が今月実施した 点心債起債での過去最高の利回り(5.25%)を0.75ポイント上回っ たものの、ロード・キングの既発債2億米ドル(約166億円)相当の 2014年5月償還債の18日時点の利回り(8.6%)を下回った。中国 人民銀行(中央銀行)のデータによると、中国の3年物と5年物金利 は6.45%。

英銀ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RB S)の信用ストラテジスト、プラカシュ・ゴパラクリシュナン氏は電 話取材に応じ、「中国のインフラ投資の必要性は非常に大きく、資金 調達面ではこの起債の金利は低めだ」と指摘。「ロード・キングは高 利回り債市場で受容できる信用履歴がある。米ドル資産への投資家に はもっと良い選択肢があるが、香港で人民元をロングポジション(買 い持ち)としている投資家向けの債券だ」と述べた。

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