欧州株:下落、リビア情勢悪化を警戒-ENIやOMVなど石油株安い

欧州株式相場は下落。リビアの情 勢悪化に伴うエネルギー価格の値上がりでインフレが加速し、経済成 長が損なわれるとの懸念が広がった。

石油関連銘柄では、イタリアのENIとオーストリアのOMVが 大幅安となった。両社のリビアでの操業に影響が及ぶとの見方が売り を誘った。

一方、独製薬会社メルクは4.5%上昇。昨年10-12月(第4四 半期)利益が市場予想を上回ったことが好感された。ギリシャのアル ファ銀行は5%高。ギリシャ・ナショナル銀行の買収案を拒否したこ とをきっかけに買われた。

ストックス欧州600指数は前週末比1.3%安の287.18と、1カ 月で最大の値下がり。年初来の上昇率は4.1%となった。

大和アセット・マネジメント(ロンドン)のファンドマネジャー、 グレガー・スミス氏は、「中東の政情不安が悪化しつつあり、他国に も波及しているようだ」と述べ、「これが原油価格を押し上げる可能 性があり、インフレに悪影響を及ぼし、経済成長が予想よりも弱まる のは明らかだ」と続けた。

この日のS&P500種指数先物3月限は0.9%安。米国は祝日の ため休場。

21日の西欧市場では、18カ国中17カ国で主要株価指数が下落し た。イタリアのFTSE・MIB指数は3.6%安で、7カ月余りで最 大の値下がりとなり、欧州市場で最悪のパフォーマンスとなった。

リビアのカダフィ大佐の息子、セイフ・アルイスラム・カダフィ 氏は、反政府デモ参加者に対話に参加するよう呼び掛け、それが実現 しなければ国内は内戦に陥り、同国の石油資源が危うくなると警告し た。

リビア石油産業で最大の外国資本であるENIは5.1%安。OM Vは4.2%下げた。

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