BHPのCEO:M&Aも依然視野に-自社プロジェクトに投資表明後

世界最大の鉱山会社、豪英系BH Pビリトンのマリウス・クロッパース最高経営責任者(CEO)は、依 然としてM&A(合併・買収)に関心を持っていることを明らかにし た。同CEOは自社のプロジェクト向けに800億ドル(約6兆7000億 円)を投資する方針を示している。

クロッパース氏はオーストラリア放送協会(ABC)の番組「イン サイド・ビジネス」で、規制面の問題がBHPによる鉄鉱石事業の買収 の妨げになっていると指摘。肥料原料の炭酸カリウムや銅、石油、ガス 事業についてはそのような制約を受けていないと述べた。

BHPは、過去4年間に提示した買収案3件、総額1000億ドル相 当を断念せざるを得なかった。先週同社が発表した2010年7-12月 (上期)決算では純利益が過去最高に達し、自社の鉱山や油田を開発す るプログラムを明らかにした。クロッパース氏は20日放映されたこの 番組で、商品相場の高騰により資産価値は「非常に高水準」に上昇して いるが、そのような状況は続かない可能性があるとの見方を示した。

クロッパース氏は「サイクルは変化する。半年か1年以内に何か別 の状況が表れるかもしれない。石油・ガス市場は非常に大規模であり、 将来の商機も見込める」と語った。

クロッパース氏は昨年のポタシュ買収断念について、提示価格が引 き上げられているとする自身の見方は、「現時点の時価水準」に基づく ものだと述べた。ブルームバーグが集計したデータによると、鉱山業界 の昨年のM&A総額は1445億ドルと過去最高に迫り、売り手が望む価 格水準を押し上げている。

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