【ECB要人発言録】物価圧力の高まりで利上げも-ビニスマギ理事

2月14日から20日までの欧州中 央銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の 氏名をクリックしてください)。

<2月20日> トリシェ総裁(ヨーロッパ1のインタビューで):次期総裁の重要な必 要条件は長期的な視野と異例の状況への対応能力だ。長期的な物価安 定の保証を求められているからだ。

<2月19日> トリシェ総裁(20カ国・地域=G20=財務相・中央銀行総裁会議終了 後の記者会見で):われわれの判断では、中期的な物価安定のリスクは 均衡が取れていたが、将来こうしたバランスが上向き方向となる可能 性は排除しない。

<2月18日> ビニスマギ理事(ブルームバーグとのインタビューで):世界的な物価 圧力の高まりに伴い、利上げの必要性が生じる可能性がある。商品価 格の上昇による影響は不可避のため、これが波及するのを回避し、イ ンフレ期待をつなぎとめることが金融政策上の重大な課題だ。

ノワイエ・仏中銀総裁(G20財務相・中銀総裁会議で演説):資本の 流れの変動が資本規制の強化につながっているが、全般的な金融の不 安定さの一因となる可能性もある。

<2月17日> ドラギ・イタリア中銀総裁(EUROFIのニュースレターで):大き 過ぎてつぶせない金融機関への支援の必要性がモラルハザード(倫理 の欠如)の大幅な増大につながった。金融安定への障害や納税者の負 担なしに、すべての金融機関で事前調整型の破綻処理が可能となるメ カニズムを構築する必要がある。

<2月16日> クアデン・ベルギー中銀総裁(ブリュッセルでの記者会見で):現在に 至るまでインフレ期待は正しく抑制されており、インフレは年後半に 次第に減速するとの感触を得ている。3月初めに公表される予測を待 っている段階であり、非常に慎重に発言せざるを得ない。

<2月15日> コンスタンシオ副総裁(マーケット・ニュース・インターナショナル (MNI)とのインタビューで):商品相場の上昇についていくらか懸 念があるものの、そこから結論を導き出すのは時期尚早だ。

<2月14日> トリシェ総裁(仏紙レゼコーとのインタビューで):ECB政策委員会 は現在、インフレリスクはなおバランスが取れていると考えているが、 将来は上振れする可能性がある。

ノボトニー・オーストリア中銀総裁(ダウ・ジョーンズ(DJ)通信 が米ウォールストリート・ジャーナルとのインタビューを引用):EC Bがインフレに対して断じて寛容になったわけではない。インフレ 期待の上昇見通しについて当局は懸念しているが、これがトレンドな のか、一時的な動向なのかを見極めたい。

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