G20:参考指針で溝、先進国が推す経常収支の指標採用に新興国が抵抗

フランスのパリで開催されている 20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行会議では、世界経済の不均 衡を把握する参考指針をめぐって見解が二分している。先進国が国の 間の収入の流れを示す経常収支を指標に盛り込むことを目指している 一方で、中国やロシアなど新興国はこれに抵抗する姿勢を示している。

フランスのサルコジ大統領は、エリゼ宮(大統領府)でのスピー チで、「他国が固執する越えてはならない一線を無視する権利はわれ われにはない」とした上で、「それぞれの越えてはならない一線を考 慮しながらも、一層の協調を目指す必要がある」と述べた。

カナダのフレアティ財務相はパリで記者団に対し、公的債務と貯 蓄率を指標に採用することでは「おおむね合意」しているようだとし た一方、経常収支を盛り込むことについては意見の違いが続いている と指摘。またこの件については中国が、「独自の見解」を持っている と加えた。

フレアティ財務相は、「われわれは合意を目指すべきだ」とし、 「非常に重要な最初の一歩だ」と語った。

フランスのラガルド財務相が今回の会議向けに提示した指標には、 公的債務や財政赤字に加え、外貨準備の規模や貯蓄率、成長格差など が含まれる。

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