欧州債(18日):ドイツ債が下落、ECB理事が利上げの可能性示す

欧州債市場では、ドイツ国債相 場が下落した。欧州中央銀行(ECB)のビニスマギ理事がインフレ 抑制に向け、利上げの可能性を示唆したことが背景。

ポルトガル国債は朝方に下げた後、若干戻した。同国債の利回り はユーロ導入の1999年以来の高水準まで5ベーシスポイント(bp、 1bp=0.01%)に迫っていた。ECBがポルトガル国債を購入し たと、トレーダーらが明らかにしたことがきっかけ。

ビニスマギ理事はブルームバーグとのインタビューで、インフレ 圧力の高まりに伴い、「金融政策の緩和度を監視し、必要ならば調整 する必要がある」と発言した。ECBの市中銀行への翌日物融資は 17日に増加し、1年8カ月ぶり高水準に達した。

ウニクレディトの債券ストラテジスト、コーネリアス・パープス 氏は、「非常にタカ派的な発言だ。市場はこれで弱気となり、とりわ け短期債に打撃を与えた」と述べ、「予想を上回るインフレ指標に市 場は反応していなかった。ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件) と市場は足並みをそろえつつある」と続けた。

ロンドン時間午後5時13分現在、ドイツ2年債利回りは8bp 上昇の1.40%。同国債(表面利率1%、2012年12月償還)価格 は0.135ポイント下げ99.29。ドイツ10年債利回りは7bp上 昇し3.25%。

ポルトガル10年債利回りは3bp上げ7.48%。週間ベースで は14bp上げた。イタリア10年債利回りは6bp上昇の4.80%、 スペイン10年債利回りは1bp上昇し5.38%。

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