白川日銀総裁:柔軟な政策の枠組みが必要-経済・金融情勢対応で

日本銀行の白川方明総裁はフラン ス中央銀行が発行する「金融安定レビュー」(FSR)誌に「グロー バル・インバランスと経常収支不均衡」と題する論文を寄稿し、経常 収支の不均衡は「多くの指標の一つになり得る」としながらも、「唯 一無二の指標などあり得ない」と指摘。むしろ「目まぐるしく変化す る経済・金融情勢に対応できる柔軟な政策の枠組みが必要」と主張し た。

白川総裁の寄稿文は18日夜、日銀のホームページに掲載された。 総裁はこの中で、こうした枠組みを構築する上で政策当局者は3つの 重要な要素を認識する必要があると述べ、①経済・金融両面でグロー バル化が一段と加速②世界経済におけるエマージング諸国の比重の増 加③一部先進国がバブル崩壊後の回復途上にあることによる景気回復 の各国間のばらつきの大きさ-を挙げた。

白川総裁はまた、グローバル・インバランスを評価する指標には 資産価格やレバレッジ、グロスの資金フロー、リスクに対する市場の 価格付けなども含まれると述べた。

白川総裁は20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議に 出席するため、18日にパリ入りしている。

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