中国中銀、金融政策で新たな指標活用-経済への供給資金総額

中国人民銀行(中央銀行)は、経 済に供給される資金の総額を意味する「社会融資総量」を金融政策の 指標の1つとして活用する。人民銀調査統計局の盛松成局長が明らか にした。

盛局長は人民銀のウェブサイトに17日掲載された寄稿文で、金融 商品と市場の発展に伴い、マネーサプライ(通貨供給量)と人民元建 て融資に焦点を絞るのはもはや十分ではないと説明。新たな指標は、 銀行の簿外融資と人民元建て・外貨建て融資、社債・株式発行などを 対象にするものになるという。

UBSの汪涛エコノミスト(北京在勤)は先月のリポートで、「全 体の流動性とインフレをコントロールし続けるために、当局は元建て 銀行融資の管理以上のことを見据え、手元にあるあらゆる手段を全て 活用する必要がある」と指摘していた。

盛局長によれば、社会融資総量は、国内総生産(GDP)やイン フレといった主要な経済指標との相関関係が人民元建て融資より大き い。

盛局長は人民銀の算出を引用し、融資などの資金調達が2002-10 年に年28%増加したとの新指標の下での分析を示した。昨年は14兆 2700億元(約181兆円)に増え、GDPの36%相当に達したという。

昨年は人民元建て融資が7兆9500億元と資金調達全体の55%を 占めたが、02年は元建て融資の割合が92%だったとも指摘した。

--Li Yanping. Editors: Paul Panckhurst, Cherian Thomas.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 笠原文彦  Fumihiko Kasahara  +81-3-3201-3761 fkasahara@bloomberg.net Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: Li Yanping in Beijing at +86-10-6649-7568 or yli16@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Paul Panckhurst at +852-2977-6603 or ppanckhurst@bloomberg.net

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