ソニー:インドのテレビ販売、11年度は倍近くの160万台を目指す

ソニーは18日、インド市場で液晶 テレビの販売台数が2010年度は85万台前後になるとの見通しを明らか にした。11年度は倍近くの160万台前後を目指す。インドの販売を統括 する子会社ソニーインドの玉川勝社長が、複数社とのインタビューで明 らかにした。

ソニーは、成長著しいインドで液晶テレビやデジタルカメラ、ビデ オカメラ、ホームシアターなどの販売を強化している。同氏によると、 インドのテレビ市場の販売台数は10年度の280万-300万台と、09年 度の150万台から倍増する見込み。11年度は450万-500万台に伸びる と予想。玉川氏は、そのうち「3分の1くらいのシェアを取りに行くイ メージ」と述べた。

同社の資料によると、インド市場における主要テレビメーカー各社 の月間販売台数シェアは、昨年10月の単月では首位が韓国のサムスン 電子29.2%、ソニーは27.7%の2位、3位が韓国のLGディスプレイ

24.3%。現地通貨の販売金額シェアは、ソニーが33.7%で首位、2位が サムスン電子30.4%、3位はLGディスプレイ21.9%だった。

販売網整備、宣伝広告費は3倍

12億の人口を抱えるインドでブランド力とシェアを確立するため、 ソニーは過去3年間、販売拠点を大幅に増強。首都ニューデリーなど人 口300万以上の8都市、同100万-300万人の40都市、20万-100万人 の400都市-のカテゴリーに分けて販売網を整備している。支店の数は 04年の14から10年は19へ、ソニー製品を扱う販売店の数は04年の 2450から10年は6000へ、それぞれ増えた。

インド経済は10年度の国内総生産(GDP)が前年度比8.6%増と 3年ぶりの高成長になる見通しで、中間所得層が大きく台頭。消費意欲 の旺盛な世帯が、家電、AV(音響・映像)機器、パソコン、携帯端末 などを次々と購入している。ソニーは、12年のインド市場のターゲット 層が、日本の世帯数を上回る規模になると予想する。

中間層にアピールするブランド戦略として、ソニーは昨年開かれた サッカーのワールドカップのスポンサー活動や広告宣伝などにより、イ ンド市場の認知度アップに注力。10年度の宣伝広告費用は06年度の約 3倍に引き上げている。

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