ヘッジファンド殺到のジュネーブ、受け入れ余地なくなる-州知事

スイスのジュネーブに昨年以降ヘ ッジファンド運用者がロンドンから流入しており、こうしたビジネス を受け入れる余地はなくなりつつある。

ジュネーブ州のダビッド・イレール知事は17日にジュネーブに ある英国スイス商工会議所(BSCC)で、「来るなと言うつもりはな いが、もはや余地はない」と述べ、「新たに流入する動きが鈍化するの は避けられないだろう」と語った。

同知事は交通渋滞のほか、住宅やオフィス、学校が不足している 現状に言及し、ジュネーブ州が新たに資産運用者を引き付けるには限 界があると指摘した。州統計によると、同州の人口は46万4000人。 6万5000人余りが隣接するフランスのオートサボワ県などから毎日 ジュネーブに通勤している。

英政府が非定住者への課税や高額所得者への所得税を引き上げた ことから、欧州のヘッジファンド会社首位のブレバン・ハワードや同 3位のブルークレスト・キャピタル・マネジメントは昨年、ジュネー ブにオフィスを開設した。イレール知事によると、ロンドンに本拠を 置くヘッジファンド会社の多くは、ジュネーブに2番目のオフィスを 設置しているものの、業務を全て移管しているわけではない。

知事は「ジュネーブにはこのようなビジネスの世界センターにな る野心はない」と述べ、「ケーキの1切れをもらえれば十分だ」と語っ た。

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