ヤマトHD株続伸、自社株買いなど資本政策評価-転換価格好感

宅配便首位のヤマトホールディン グス株が一時、前日比6.1%高の1395円と大幅続伸。発行済み総数の

5.29%に当たる2400万株を上限に自社株買いを実施すると前日発表 し、需給改善への期待が優勢だ。同時に発表された転換社債型新株予 約権付社債(CB)発行での転換価格が、現在の株価から上方にかい 離していることも評価されている。

同社が18日発表した資料によると、発行済み総数の5.29%に当 たる2400万株、金額で300億円を上限に自社株取得を実施する。期間 は18日から12年2月17日まで。また、CBは欧州を中心とする米国 以外の海外市場で発行し、発行額は200億円、転換価格は1850円。

ゴールドマン・サックス証券の野口智史アナリストは17日付のリ ポートで、好調な月次データや業績予想のコンセンサスの切り上がり が今後の株価のカタリスト(触媒)になると指摘した上で、「自社株買 いによる1株利益の改善も期待できよう」との認識を示した。業績予 想の増額に伴い、目標株価を1360円から1420円に引き上げた。

さらに同社は現在、ネットキャッシュの状態にあり、自社株買い には豊富な現金を用いるのが良いとしながら、今回のCBは「転換価 格が直近価格を40%以上上回る水準に設定されているため、今回の調 達は低コストの負債と位置付けられよう」とも同氏は指摘していた。

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