欧州株(18日):2年半ぶり高値から反落-中国の金融引き締めを懸念

欧州株式相場は下落。ストックス 欧州600指数は2年半ぶり高値から反落した。中国が金融システムか らの資金吸収を狙い、市中銀行の預金準備率を引き上げると発表した ことが懸念材料となった。

害虫駆除管理を手掛ける英レントキル・イニシャルは5.6%安。 2010年通期決算が赤字となったことが売り材料。オランダのカーナビ ゲーション機器メーカー、トムトムは11%急落。11年通期の売上高 と利益が「前年並みにとどまる」との同社見通しが嫌気された。

一方、仏セメントメーカー、ラファルジュは4.1%上げた。英国 のセメント・コンクリート事業を英鉱山会社アングロ・アメリカンと 統合すると発表したことが買いを誘った。

ストックス欧州600指数は前日比0.1%安の291.02で終了。前 週末比では1.1%上げ、3週連続高となった。ブルームバーグがまと めたデータによると、同指数構成銘柄の株価収益率(PER、実績ベ ース)は15倍強と、9カ月ぶり高水準に近い。

BNPパリバ・フォルティス・グローバル・マーケッツの調査責 任者、フィリップ・ガイゼル氏は、「中国の引き締めは始まったばか りで、融資抑制と利上げが今後も続くだろう」と述べ、「中国が極め て重要な流動性を引き揚げ始めた場合、世界の株式相場を混乱させる 可能性がある」と続けた。

18日の西欧市場では、18カ国中8カ国で主要株価指数が下落し た。

中国人民銀行(中央銀行)はこの日、インフレ抑制と不動産対策 で、市中銀行の預金準備率を24日に0.5ポイント引き上げることを 明らかにした。人民銀は8日に利上げを発表したばかりだった。

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