米ムーディーズ:ドイツの銀行の劣後債240億ユーロ相当を格下げ

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは17日、ドイツの銀行の劣後債240億ユーロ (約2兆7200億円)相当の格付けを引き下げた。新たな法律で損失リ スクが高まる見通しであることが理由。

ムーディーズは発表文で「新たな規制手段によって当局は必ずしも 銀行全体を清算することなく債券保有者に損失を負担させることができ る」とし、「ムーディーズは劣後債が新法の下で最もリスクが高いと見 なしている」と説明した。

金融機関の支援に公的資金を使うことへの有権者の反発を受け、世 界の監督当局や立法機関は銀行の投資家にも将来の損失を一部負担させ る方法を模索している。ドイツ議会では昨年11月2日、銀行再編法案 が可決された。同法は経営危機にある銀行の資産と債務を移管する権限 を監督当局に与えるとともに、政府による債券の評価切り下げを認める 内容。

ムーディーズによると、格下げの対象はドイツ銀行やコメルツ銀行、 バイエルン州立銀行などの金融機関の証券で、248の劣後債などの格付 けが平均で2.5段階引き下げられた。

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