ホーニグ総裁:農地高騰は持続不可能なバブルの恐れ-上院で証言

米カンザスシティー連銀のホー ニグ総裁は17日、農地の価格高騰について、持続不可能なバブルの 結果である可能性があり、バブル崩壊の際には米経済に打撃を与える 恐れがあるとの見解を示した。上院農業委員会で17日証言した。

事前に準備された証言用原稿によれば、ホーニグ総裁は「私の頭 から離れない懸念は、金融市場の今のひずみによって資産市場の不均 衡が農業を巻き込み、再び不意を衝いて米経済にも広く波及するリス クが高まりつつあることだ」と述べた。

同総裁の証言に先立ちシカゴ連銀はこの日、中西部の昨年10- 12月(第4四半期)の農地価格が前年同期比で12%上昇したと発表 した。同総裁によると、カンザスシティー連銀の管轄地域にあるカン ザス州とネブラスカ州の農地価格は前年同期の水準を20%近く上回 った。

同総裁は連邦準備制度理事会(FRB)による事実上のゼロ金利 政策と量的緩和策は「将来的な不均衡につながり、中長期的なマクロ 経済と金融の安定へのリスクを高める」と警告し、2010年の連邦公 開市場委員会(FOMC)で毎回反対票を投じていた。

同総裁は「農地ブームのうちどの程度が、金融市場の動向を背景 とした持続不可能なバブルなのか、需給の根本的変化の結果なのか見 極めることはほぼ不可能だ」と述べた上で、「しかしながらこうした 農地価格の高騰は、金融市場が高水準の流動性と異例の低金利で特徴 付けられている状況下で起きている」と指摘した。

同総裁はまた、借り入れコストの上昇は土地価格の下落要因にな り得るとの見方を示した。同総裁は今年のFOMCでの投票権を持た ない。

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