ヘッジファンド、危機時にシステミックリスクもたらす恐れ-報告書

米金融安定監視評議会(FSOC) のスタッフがまとめたリポートによると、ヘッジファンドや保険会社 は危機時に米経済の安定に脅威となり得る。同リポートは、連邦準備 制度理事会(FRB)の監督対象となる銀行以外の金融機関を決定す る際の資料としてまとめられたもの。

ブルームバーグ・ニュースが入手した2月3日付の同リポートに よると、ヘッジファンドの投資家が一気に資金を引き揚げた場合、 「一部の市場では活動が凍結する」可能性があると指摘した。また、 大手保険会社の破たんも、「大げさで波乱を招くような投資家の行動 を引き起こす恐れがある」とした。

80ページに及ぶ同リポートは草案の段階であり、具体的な勧告 は打ち出していないが、バーナンキFRB議長やガイトナー財務長官 といった当局者がどの金融機関を「システミックな観点で重要」と決 定するのか、またFRBの監督対象に含めるのか、それを決定する際 の課題を垣間見ることができる。リポートには具体的な企業は挙げら れていない。

FSOCは金融規制改革法(ドッド・フランク法)の一環で設立 された。今年半ばまでに具体的な決定作業を始めるとみられている。

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