欧州債:スペイン中心に高債務国債が下落-調達額が計画の上限下回る

欧州債市場では、スペイン10 年債を中心に高債務国の国債相場が下落した。スペイン政府がこの日 実施した国債入札で調達額が計画の上限に達しなかったことを背景に、 周辺国の国債に対する需要が後退しているとの懸念が広がった。

スペイン10年債利回りは3日ぶりに上昇。スペイン政府は、10 億ユーロの2037年償還債と、25億ユーロの2020年償還債を発行。 総額30億-40億ユーロの調達を計画していた。ポルトガル5年債 利回りは少なくとも1999年以来の高水準を付けた。

一方、ドイツ10年債は3日続伸。フランス5年債も上昇。同国 は5年債を37億ユーロ発行した。

DZ銀行のストラテジスト、グレン・マルシ氏(フランクフル ト在勤)は、「スペインにとって好ましい結果ではなかった。長期債 の資金調達で目標に届かなかった。利回りに関する限り、入札はそれ ほど悪いものではない」と語った。

ロンドン時間午後4時52分現在、スペイン10年債(表面利率

5.5%、2021年4月償還)の利回りは前日比2ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の5.36%。イタリア10年債利回 りはほぼ変わらずの4.74%。

ドイツ10年債利回りは6bp低下の3.18%と、今月1日以来 の最低となった。2年債利回りも6bp下げ1.32%。

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