藤井官房副長官:新規国債発行額、12年度以降抑制も-インタビュー

藤井裕久官房副長官は17日、ブル ームバーグ・ニュースのインタビューに応じ、民主党政権が策定した 予算案で新規国債発行額が税収を上回る事態が続いている状況を是正 する必要があるとの認識を強調した。2012年度予算案に関しては景気 の回復次第で中期財政フレームを改訂して国債発行をさらに抑制する 目標を設定する可能性に言及した。

政府が昨年6月に閣議決定した中期財政フレームでは、国債費な どを除いた歳出の大枠を11年度から13年度までの3年間は71兆円、 新規国債発行額については2011年度が10年度予算の水準(約44兆円) を「上回らない」と具体的な目標を示したが、12年度以降は「着実に 縮減させる」と指摘するにとどめている。政府が今国会に提出してい る11年度予算案では44兆2980億円と、10年度当初の44兆3030億円 をわずかに下回っただけだった。

藤井氏は中期財政フレームの改訂については「常に見直す必要が あると思っているが、経済の状況を見ることが大事だ」と指摘。経済 が回復基調になれば厳しい目標を設定するのかとの質問に対しては、 「常識的にそういうことだ。税収が上がることになればそういうこと になる」と強調した。

一方、国・地方の基礎的財政収支(プライマリー・バランス)の 赤字を遅くとも15年度までに対国内総生産(GDP)比を10年度の 水準から半減し、遅くとも20年度までに黒字化するとの目標について は「大原則だ」と堅持していく考えを示した。

ただ、内閣府が1月21日の閣議に提出した「経済財政の中長期試 算」は、消費税率引き上げを含む税財政改革が実施されなかった場合、 新規国債発行額は12年度に46兆円台に上るとの見通しを示しており、 実際に厳しい目標を設定するには大幅な歳出削減などが必要になる可 能性が高い。

--取材協力:藤岡徹 Julie Masuda Editor: Hitoshi Sugimoto

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