リコー株は急反発、米事業が来期営業黒字化の報道-統合効果徐々に

リコー株が一時前日比4.6%高の 1122円と急反発。2008年に買収した米企業の採算改善などから、来期 (2012年3月期)の米国事業の営業損益が4期ぶりに黒字化する見通 し、と17日付の日本経済新聞朝刊が報道。今後の収益力の回復を期待 する買いが優勢となった。終値は4.3%高の1119円。

野村証券の和田木哲哉アナリストは、米事業黒字転換の報道がき ょうの株高要因と見ていた。同氏によると、買収した「アイコンオフ ィスソリューションズの統合がうまくいっていないのではないか、と いうところが投資家の持ち続けてきた懸念」だった。しかし、買収後 の費用を差し引いても黒字が見えてきたというのは、「ひと区切りつき つつあるということを象徴している」と言う。

リコー広報室の軽部康一氏はブルームバーグの電話取材に、今期 (11年3月期)の米州の営業利益は「赤字の可能性が高い」と指摘。 ただ、アイコンオフィスソリューションズと米州の販売統括会社であ るリコーアメリカズとの間での「統合が順調に進んでいる」ほか、ア イコン社の顧客に対するリコー製品への切り替えも着々と進んでいる と話していた。

同社が2月2日の第3四半期決算の説明会時に示した資料による と、米州の11年3月期売上高見通しは為替要因を含み前期比4.2%減 の5344億円、10年4-12月の実績営業損失は36億円となっている。 10年3月期は117億円、09年3月期は257億円だった。

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