米格付け依存禁止、バーゼル規制の障害に-OCC長官代行が議会証言

米通貨監督庁(OCC)のウォル シュ長官代行は17日の上院銀行委員会の公聴会で、金融規制改革法 (ドッド・フランク法)について、金融業界に対する施行規則が信用 格付けに言及することを禁じる条項を修正すべきだという考えを示す。 今のままでは、新たな銀行資本・流動性規制「バーゼル3」の実施に 支障が出る恐れがあると訴える。

ウォルシュ長官代行は、昨年成立した同法について「格付けの利 用を完全に禁止するよりも、格付けだけに過度に依存できなくする方 がより適切なバランスの実現につながる」と発言する。公聴会のため に準備された証言の内容が事前に公表された。

ドッド・フランク法には、格付けへの言及の代わりに信用力の「適 切な基準」を採用するよう監督当局に義務付ける条項が盛り込まれて いる。ウォルシュ長官代行は証言で、この条項が修正されない限り、 米国ではバーゼル3を順守するのが困難になると警告する。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスやスタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)などの格付け会社は、金融危機の元凶の一つ となった一部の住宅ローン関連証券に最高格付けを付与したとして、 議会の批判を浴びている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE