仏BNPパリバ:10-12月は14%増益-投資銀好調、米部門も黒字

フランスの銀行最大手BNPパ リバの2010年10-12月(第4四半期)決算は、前年同期比14%増 益となった。投資銀行部門の収入増加と米部門の業績回復が寄与した。

同行の17日の発表によると、純利益は15億5000万ユーロ (約1760億円)と、前年同期の13億7000万ユーロから拡大。ブ ルームバーグ・ニュースがまとめたアナリスト8人の予想平均(17 億1000万ユーロ)は下回った。保険会社アクサの持ち分で計上した 5億3400万ユーロの評価損が影響した。

BNPパリバは世界的な金融危機時にも買収のチャンスを生かし、 2009年にベルギーとルクセンブルクでフォルティスの資産を取得。 預金量でユーロ圏最大の銀行となった。ボードゥアン・プロ最高経営 責任者(CEO)は昨年11月のインタビューで、欧州で一段と市場 シェアを膨らませ、新興市場でも事業を拡大する方針を示している。

プロCEOはこの日の発表文で、「BNPパリバは事業を多様化 しながら統合するビジネスモデルの強さを確認した」と述べた。

パリ市場に上場するBNPパリバ株は年初来で24%上昇。仏同 業のソシエテ・ジェネラル株は27%高となっている。同行が16日 発表した昨年10-12月決算は純利益が前年同期の約4倍の8億 7400万ユーロに増えた。

株主資本利益率

BNPパリバの発表によれば、昨年の株主資本利益率(ROE) は12.3%と、09年の10.8%を上回った。中核的自己資本(Tie r1)比率は昨年12月末時点で9.2%。前年末は8%だった。

一時損失を計上したアクサの持ち分について、BNPパリバは昨 年末時点の終値である1株当たり12.45ユーロで評価。ただ、アク サ株は今年に入って上昇しており、1月31日現在で3億6400万ユ ーロの含み益が生じているという。

発表によると、昨年の不良債権引当金は景気回復に伴って43% 減の48億ユーロとなった。

第4四半期の部門別の税引き前利益は、法人・投資銀行部門が 23%増の10億7000万ユーロ。アナリスト予想は11億4000万ユー ロだった。国内のリテール銀行部門は8%増の3億3700万ユーロ。 米部門のバンクウェストの損益は1億5600万ユーロの黒字となり、 前年同期の4900万ユーロの赤字から改善した。

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