国際帝石株反発、原油想定見直しや開発負担減で業績上振れに期待感

国際石油開発帝石株が反発。足元 の原油高を受けた原油価格想定の引き上げ、インドネシアのLNG開 発計画の投資負担減少などを理由に、野村証券では業績予想、目標株 価を引き上げた。収益水準の上振れ、株価の上昇基調の継続を見込む 買いが優勢となり、一時前日比3.6%高の58万2000円まで買われた。

野村証券の松本繁季シニアアナリストは16日、今期(11年3月 期)から再来期(13年3月期)までの連結純利益予想を上方修正して いる。原油高、対米ドルでの円安進行、インドネシアを中心とした生 産量の増加が探鉱費増加などマイナスの影響を上回ると見ているため。

11年1-3月以降の原油価格の想定を1バレル=82ドルから90 ドル、ドル・円想定を1ドル=81円から83円に修正したことで、今 期純利益は1244億円と従来の1078億円から増額、会社側計画は1200 億円だ。また中長期の観点でも、インドネシアのアバディ・ガス田の LNG生産計画を年450万トンから250万トンに変更したことで、投 資負担が減少するとの分析も反映。13年3月期の純利益計画も950億 円から1142億円に上積みした。

こうした状況を踏まえ松本氏は、「原油高を反映して株価は上昇し たが、依然として割安」と投資家向けリポートで指摘。投資判断「1 (買い)」を継続し、DCF(ディスカウント・キャッシュフロー)モ デルに基づく目標株価をこれまでの64万円から74万円へ引き上げた。 また、西豪州のLNGプロジェクトである「イクシスなどの大型案件 による長期キャッシュフローの拡大は、株価に反映されていない」と の認識も示している。

--取材協力:長谷川敏郎 Editor:Shintaro Inkyo

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