GCAサヴ株が2年ぶり高値、M&A増勢で連続増益へ-記念配も

M&A(企業の合併・買収)の助 言を手掛けるGCAサヴィアングループの株価が急騰。クロスボーダ ーのM&A案件が伸び、今期(2011年12月期)連結営業利益は前期 比2.7倍となる見込み。高成長期待に加え記念配当の実施も評価され、 一時前日比18%高の19万7900円と09年2月2日(20万4500円)以 来、約2年ぶりの高値を付けた。

同社は16日、今期の連結営業利益は前期比2.7倍の50億7000 万円になる見通しと発表。M&A市場の回復とクロスボーダー案件の 増加が寄与するほか、国内では人件費の変動費化などでコスト削減を 進める。

同時に公表した10年12月期の連結営業利益は、前期比5.5倍の 18億8000万円。米国でM&A助言サービスが好調だった。また、こ とし10月に東証マザーズ市場への上場5周年を迎えることを受け、前 期末に1株当たり1000円の記念配当を実施することを決めた。普通配 ではないが、2期ぶりに配当が行われる。

大和証券キャピタル・マーケッツ投資戦略部の西村由美次長は、 世界的に景気が回復基調にある中、潤沢な手元流動性を活用し、「経営 戦略の一環として、M&Aを選択する企業が国内外で増える兆しを見 せている」と指摘。GCAサヴの当面の収益環境は良好、との認識を 示した。

GCAサヴは、インドのムンバイと中国の上海に現地法人を4月 に設立するとも16日発表している。アジア地域での事業を強化する狙 いで、「クロスボーダーM&A案件の増加が、高い確度で見込めるアジ アでの布石を打ったことは評価できる」と西村氏は話していた。

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