センタンス英中銀委員:ポンド支えるため利上げ必要-物価抑制に有益

イングランド銀行(英中央銀行) 金融政策委員会(MPC)のセンタンス委員は17日、ポンドを支える ため利上げすべきだと指摘した上で、ポンド支援がインフレ圧力を抑 制するとの認識を示した。

同委員はロンドンで講演し、「利上げ政策から享受できると見込ま れる恩恵の1つはポンドの緩やかな上昇であり、これが目先の世界的 なインフレ圧力の影響を和らげるだろう」と言明、ポンドの為替水準 について「安堵(あんど)」することはできないと続けた。

英中銀は16日公表した物価報告で、インフレ率が年内に4.4%ま で上昇した後、2012年半ばまでに目標の2%に低下するとの見通しを 示した。同委員は、中銀予測は「楽観的過ぎる」と指摘した上で、07 年以後のポンド下落と世界的なインフレ圧力と考慮すると、政策決定 において為替水準の比重を高める必要があるとの見方を示した。

センタンス委員は、ポンド安をめぐる「リスクについて、世界的 に需要がかなり弱かった08年後半から09年の時点では安心していら れた」と述べ、「力強く持続的なインフレ圧力に対し、われわれは現 在、安堵する余裕はない。ポンドの価値が歴史的に大きく下がったこ とを考慮すればなおさらだ」と説明した。

ポンドは貿易加重ベースの通貨バスケットに対し、07年以降で 約21%下げている。

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