ブラジル株:ボベスパ指数は反発、インフレ懸念後退で-石油株堅調

16日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が反発し、2週間ぶり大幅高となった。国内経済 成長の減速と、最低賃金の改定額が労働組合の要求を下回るとの見通 しでインフレ懸念が後退したことから、買いが優勢となった。

スペイン最大の銀行のブラジル部門であるバンコ・サンタンデー ル・ブラジルは2カ月半ぶり大幅高となり、銀行株の上昇を主導。時 価総額でブラジル2位のカード決済処理会社レデカードは4.8%高、 同首位のシエロも高い。米モルガン・スタンレーが両社の投資判断を 「アンダーウエート」から「イコールウエート」に引き上げたことが 手掛かり。石油会社のOGXペトロリオ・エ・ガス・パルチシパソン エスとブラジル石油公社(ペトロブラス)も堅調。原油相場の上昇に 加え、両社が沖合での原油発見を明らかにしたことが好感された。

ヘッジファンドのメルカト・ジェスタン・ジ・レクルソスで28 億レアル(約1400億円)相当の運用に携わるロニ・ラセルダ氏は、 「市場は金利政策を注視しているが、一部セクターの株式相場の見通 しは良好だ」と指摘。「企業業績についての見方は今年、総じて楽観的 だ」と述べた。

ボベスパ指数は前日比1.9%高の67570.76で終了。同指数構成 銘柄のうち値上がりは62銘柄、値下がりは6銘柄。通貨レアルはほ ぼ変わらずの1ドル=1.6692レアル。

ブラジル中央銀行がこの日発表した昨年12月の経済活動指数(季 節調整済)は前月比0.07%上昇。上昇率は前月の同0.33%(改定値) を下回り、ここ半年間で最低となった。同指数は国内総生産(GDP) の目安となる。

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