FOMC議事録:景気回復への楽観強めるも、雇用市場には失望

米連邦準備制度理事会(FRB) が16日公表した連邦公開市場委員会(FOMC、1月25、26日開 催)の議事録によると、メンバーは米経済に対して楽観的な見方を 強めたものの、雇用の伸びについては引き続き満足していないとの 認識を示した。

議事録では、当局者らが、景気回復は「安定感が増している」 と判断したものの、「雇用市場の改善ペースおよび、改善にむらがあ ることの双方に引き続き失望感を示した」と記された。また当局者 らは、今年の成長率予測を引き上げた上で、12年以降の成長率、お よび失業率とインフレ率の見通しはほぼ据え置いた。

また「数名のメンバーは、十分に力強い回復を示す指標が増え ていることで、資産購入プログラムのペース鈍化もしくは規模縮小 の検討が妥当になる可能性があると指摘した」としながらも、「他の メンバーは、完遂する前のプログラムの調整を確証できるほど十分 に景気見通しが変化する可能性は低いとの認識を示した」と説明し た。

政策決定は全会一致だった一方で、投票権を持つ「数名」は「資 産購入プログラムの経済に対して見込まれる効果に確信が持てない ままだった。ただ、現時点でプログラムに変更を加えることは適切 ではないと考えた」と記した。

成長率、失業率、インフレ率

当局者らは、今年のインフレ調整後の国内総生産(GDP)に ついて3.4-3.9%増との予想を示し、昨年11月時点での予想(3 -3.6%増)から上方修正した。家計支出が上向いているほか、最 近の経済指標で「回復基調の強まり」が示されたことを理由に挙げ た。

失業率については、今年10-12月(第4四半期)に平均8.8 -9%になるとし、昨年11月時点での予想(8.9-9.1%)から若 干引き下げた。来年12年の第4四半期については、平均7.6-8.1% とした。従来予想は7.7-8.2%だった。

議事録によれば、当局者らはこのところの商品価格の上昇が消 費者物価に広く浸透するとはみていない。米金融当局が注目する食 品と燃料を除く個人消費支出(PCE)コア価格指数は、今年1-

1.3%上昇、12年は1-1.5%上昇と予想。昨年11月の予想は今年 が0.9-1.6%上昇、来年は1-1.6%上昇だった。

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