バーレーンとイエメンで反政府デモ続く-リビアでも初の抗議活動

バーレーンでは16日、民主 化を求めるデモが3日目に入ったほか、イエメンではデモ隊が警察と 衝突。AP通信によれば、リビアではカダフィ大佐に対する初の反対 運動が発生した。

バーレーン通信(BNA)によれば、同国のラシド内相は、治安 部隊との衝突で今週、デモ参加者2人が死亡したことに対し遺憾の意 を表し、調査を進めていることを明らかにした。前日犠牲になったデ モ参加者の葬儀にこの日、数百人が集結。民主化とハリファ首相の退 陣を求めて抗議した。同首相はイスラム教スンニ派に属すバーレーン 王室の一員で、40年にわたり首相を務めている。

米海軍の第5艦隊司令部があるバーレーンにも、エジプトとチュ ニジアの独裁体制を転覆させた反政府運動が波及し、ペルシャ湾諸国 に政情不安が広がっている。中東の原油生産の大半は同地域で行われ ており、湾岸諸国には親米路線のサウジアラビアとアラブ首長国連 邦(UAE)のほか、国際テロ組織アルカイダとの闘いでオバマ米政 権が支援するイエメンも含まれている。

エジプトのムバラク前大統領を退陣に追い込んだ反政府運動をき っかけに民主化と人権を求める動きが活発化し、独裁体制が続く中東 各国の政情を混乱に陥れている。中東地域の原油埋蔵量は世界全体の 約6割を占める。

イエメンでのデモは6日目に突入。32年にわたり支配している サレハ大統領の即時辞任を求めて、デモ隊はサヌア大学近くで行進し た。AP通信によると、軍事クーデターで1969年以来、カダフィ大 佐が政権を掌握しているリビアでは、デモ参加者が港湾都市ベンガジ に集まり、政権交代を訴えた。国営テレビ局はこれに対し、こうした 行進はリビア指導者を支持する「大衆運動」の一環だと報じている。

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