欧州債:ドイツ国債が上昇-好調な入札結果と利上げ観測の後退で

16日の欧州債市場で、ドイツ 国債が上昇した。10年債入札の引きが良かったほか、利上げ観測が 後退したことが背景にある。

10年債利回りが約1週間ぶりの低水準をつけたほか、30年債利 回りは先月14日以降で最大の低下となった。欧州中央銀行(ECB) の政策委員会メンバー、ベルギー中銀のクアデン総裁は、ユーロ圏の インフレ率は「今年後半に段階的に低下する公算が大きい」との見方 を示した。同総裁が14日にブリュッセルでの記者会見で発言した内 容は、この日公表された。

ドイツが実施した入札の応札倍率は1.9倍。1月5日の前回入 札では1.6倍、昨年11月の入札では1.2倍だった。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏 (ロンドン在勤)は、「入札結果はうれしい驚きだった」と述べ、ド イツ国債は「今後も支え続けられるだろう」と続けた。

ロンドン時間午後4時55分現在、ドイツ10年債利回りは前日 比4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.24%。 前日は3.33%まで上げ、2010年1月14日以来の高水準を付けた。 同国債(表面利率2.5%、2021年1月償還)価格は0.35ポイン ト上げ93.93。2年債利回りは3bp低下し1.38%。

ドイツ連邦銀行(中央銀行)はこの日、表面利率2.5%の国債を 33億7000万ユーロ発行し、平均落札利回りは3.28%だったと発 表。ポルトガルは1年物証券を10億ユーロ発行した。平均落札利回 りは3.987%、応札倍率は1.9倍。2日の前回入札では3.71%、

2.6倍だった。

アイルランド10年債は10営業日ぶりに上昇。同利回りは3b p低下し9.21%。前日までの9営業日で41bp上げていた。一方、 アイルランド2年債は3日続落し、利回りは8bp上昇の7.23%。

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