「米国株式会社」が手元資金の活用再開-投資は2年ぶり高水準

「米国株式会社」が手元資金を 活用し始めている。

ブルームバーグが昨年10-12月(第4四半期)の決算報告を基 に集計したデータによれば、米S&P500種株価指数構成企業が保有 する現金と短期投資は、過去最高の2兆4600億ドル(約205兆7500 億円)から2兆4000億ドルに減少した。減少は2009年半ば以降で初 めて。一方、設備投資は223億ドル増の1428億ドルと2年ぶりの高 水準で、四半期ベースの増加としては04年末以降で最大となった。

S&P500種採用のネットワーク機器最大手のシスコシステムズ や複合企業のゼネラル・エレクトリック(GE)、清涼飲料最大手の コカ・コーラでは、新工場や配送センター、店舗向けの予算が増えて いる。需要回復とともに今年はオバマ米大統領が財界に歩み寄る姿勢 を見せ、さらに共和党が下院議会で主導権を握ったことが投資、さら に雇用も増え始めるという信頼感回復につながっていると経営者や投 資家はみている。

シスコシステムズのジョン・チェンバース最高経営責任者(CE O)は9日のインタビューで、「今われわれが目にしているのは、財 界と政府が協力することを学んでいるということだ」と述べた上で、 「好ましい動きが出始めている。ただ、これは初期の段階にすぎない」 と語った。

米企業は、1930年代以後で最悪のリセッション(景気後退)に対 処するため08、09両年に支出削減や工場閉鎖、雇用削減に取り組み、 その結果として昨年は手元資金が過去最高に達していた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE