ルネサス:カーナビ用SoCの海外シェア、13年に65%へ拡大計画

車載用半導体最大手のルネサスエレ クトロニクスは車載情報端末(カーナビ)向けSoC(システム・オン ・チップ)市場での海外シェアを10年の57%(推定)から13年に65% へ拡大させる計画。電気自動車などの登場で一段とニーズが高まってい る低消費電力などを強みとした新製品の投入により拡販を目指す。

同社は16日、カーナビ向けSoCの新製品2種を発表。SoCと は必要な機能を1つのチップにまとめたもの。昨年4月の旧NECエレ クトロニクスと旧ルネサステクノロジの統合後、初となるカーナビ向け SoCの新製品で、多彩で高度な動画やオーディオの再生などを実現で きる上、例えば動画再生時には、ソフトウェアでの処理に比べて約92% 消費電力を低減できるという。

新製品は11年5月にサンプル出荷を始め、12年6月から月3万個 で量産を開始。14年には月40万個に増やす計画。今後、軽自動車向け などのエントリーモデルや運転支援システムなどを搭載した高級車向 けの新製品も投入する予定。

同日の新製品説明会に出席した平尾真也・自動車情報システム技術 部部長によると、現在の世界のカーナビ市場は400万台で、13年には 500万台に増える見込み。カーナビの普及率は国内では車2台に1台程 度だが、欧州では2-3割にとどまっているという。平尾氏は「日本で は飽和状態だが今後、欧州やアジア、特に中国で高級車が伸びる」と語 り、海外でのカーナビ需要が高まるとみている。

広報担当の依田智栄子氏によると、同社はカーナビ向けSoCの世 界シェアで10年(推定)の78%から13年に80%へ伸ばす計画。国内 でのシェアは97%とほぼ独占状態となっている。

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