【テクニカル分析】ブレント原油、104.98ドル突破で142ドル超か

PVMオイル・アソシエーツのテ クニカル分析によると、 北海ブレント原油は終値でフィボナッチ水準 の1バレル当たり104.98ドルを突破すれば、142ドルを上回る可能性 がある。

ブレント原油は14日、中東の政情不安で原油輸送が途絶するとの 懸念から2年4カ月ぶりの高値104.30ドルを付けた。PVMによると、

104.98ドルを終値で上回れば、2年前の過去最大の下落から142.96 ドルを目指して上昇する勢いを取り戻したことを意味するという。

104.98ドルは、2008年7月に付けた最高値147.50ドルから同 年12月に36.20ドルまで下落した相場の61.8%の「修正ポイント」 の水準。61.8%はフィボナッチ数列に基づき、相場が前の動きを繰り 返す上値抵抗線と下値支持線を予想する際に重要な水準。

PVMのディレクター、ロビン・ビーバー氏は15日のリポートで、 「大幅に上昇する勢いの入口に立っている」とし、104.98ドルを上抜 ければ「長期の上昇の勢いに関しては、かせが外れたことになろう」と 予想した。

PVMは08年に150ドルに近付いた時点で、上昇が一服すると予 想し、的中させた。7月4日に146ドル近辺で取引されたときにビーバ ー氏は「警戒信号が点灯している」と警告し、148ドルで「相場は下落 する」と予想した。高値147.50ドルを付けたのは7月11日で、同年 の12月には安値36.20ドルを付けた。

PVMによると、ブレント原油は上昇する態勢を整えているが、ニ ューヨークのウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の 上値は限定的。WTIは通常、欧州やアフリカの指標原油に比べると割 高だが、米国内の在庫が余剰になっているため85ドルと、14ドル程度 安くなっている。

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