堀場製株反発、営業利益率13%超目指す中長期計画-今期も増益

独立系分析機器大手の堀場製作所 株が一時、前日比4%高の2689円と反発。同社は15日、2015年度に 営業利益率13%以上を目指すとした新たな中長期経営計画を発表、今 期も小幅ながら増収増益を予想する中、継続的な業績拡大を見込む買 いが優勢となった。

同社が発表した資料によると、11年度から15年度までの5年間 を対象とした新中長期計画では、医用・半導体事業など収益性の高い 事業に経営資源を集中し、自動車事業に頼った収益構造を転換させる 方針を強調。最終年度に連結売上高で1500億円、営業利益200億円、 営業利益率13%以上、株主資本利益率(ROE)11%以上を目指すと する目標を掲げた。

一方、同時に発表した前期(10年12月期)連結決算は、営業利 益が前の期に比べ2.4倍の123億円で、営業利益率は10%だった。今 期(11年12月期)は、自動車計測システム機器や医用システム機器 の堅調推移を見込み、連結営業利益で前期比1.6%増の125億円を計 画。前提為替レートは1ドル=80円、1ユーロ=110円。担当アナリ スト8人による事前の今期営業利益予想の平均値は124億円だった。

ゴールドマン・サックス証券の播俊也アナリストは16日付のリポ ートで、会社側の今期の業績計画について「おおむね市場想定の範囲 内」との見方を示した。ただ、主力の自動車部門については、前期の 第4四半期受注が前年同期比7%増の87億円にとどまった点に触れ、 足元で案件は動いているもようだが、「為替を考慮しても、依然回復感 に乏しい点は気掛かり」としている。

また、16日午後に予定される中長期経営計画の説明会に向けては、 M&A(企業の合併・買収)を含む各事業での成長戦略に関する経営 陣の発言に注目したい、とした。同証では、投資判断「中立」を維持 した上で、今後12カ月間の目標株価は2700円から2800円に見直した。

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