米エアープロダクツ:エアガスへの買収提案を撤回-判事判断受け

米工業用ガス会社エアープロダ クツ・アンド・ケミカルズは15日、同業の米エアガスへの59億ド ル(約4900億円)規模の買収提案を撤回すると発表した。米デラウ ェア州の判事が、エアガスの主要な買収防止策を支持する判断を下 したことなどを受け、撤回を決めた。

エアープロダクツのジョン・マクグレード会長は15日の発表資 料で、「エアガスの取締役会の現在の立場に固守することは非常に明 らかであることから、われわれは提案を撤回し、先に進むことを決 めた」と説明した。

エアープロダクツは1年余り前からエアガスの買収を目指して いた。デラウェア州衡平法裁判所判事のウィリアム・B・チャンド ラー判事は、エアガスの買収防止策であるポイズンピル(毒薬条項) は取締役会に買収提案を退ける過剰な権限を付与するため欠陥があ るとのエアープロダクツの申し立てを退ける判断を下した。

同判事は書面で、「エアガス取締役会の行動は、エアープロダク ツを含め買い手がエアガスを買収するのを将来にわたり妨げるもの ではないし、また買収価格が適切であればエアガスの買収防止策を 回避することも可能だ」と指摘した。

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