日銀:金利1%上昇なら大手行は年2兆円評価損-自民に試算提示

日本銀行は16日午前、自民党財務 金融部会・X-dayプロジェクト(第4回会合)で、金融機関が保 有する債権の価格変動リスクについて、金利が年1%上昇した場合、 大手行は2兆円を超える評価損を被る可能性があるとの試算を提示し た。

同党が国債暴落時の対応を聴取したのに対して報告したもので、 座長代理の宮沢洋一参院議員が終了後、記者団に明らかにした。日銀 からは梅森徹企画局審議役らが出席した。

宮沢氏は記者団に「初期的な応急措置の意味では、多くの対応は 日銀がやらなければいけない。応急措置の中に間違いなく入ってくる のは、金融機関の経営危機に対してどう対応するかということだ」と 語った。

宮沢氏によると、日銀側は会合で、国債価格暴落時の対応につい て、国の財政を助けるために国債を引き受けることは絶対にできない が、金融市場の安定の意味で市場から買い入れることはできるとの見 解を示したという。

日銀は昨年9月28日に公表した「金融システムリポート」で、大 手行の金利リスク量に関する試算を示しており、16日の自民党の会合 では同リポートに基づき、機械的な試算として説明した。

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