米財務長官:財政赤字縮小には「現実的な犠牲」が不可欠

ガイトナー米財務長官は、財 政赤字を是正するため、犠牲を払わなくてはならないと述べた。 その一方で、連邦政府予算を短期間で過度に削減すると景気回復が 腰折れする恐れがあると述べた。

ガイトナー長官は15日、下院歳入委員会で証言し、「米国の 財政問題が単純に金融危機によるものだと、取り繕うことはできな い。また、国民全員に影響を及ぼすような現実的な犠牲を払うこと なく、財政責任を取り戻すことも不可能だ」と述べた。

オバマ大統領が提出した2012会計年度の予算教書では、今後 数年間で1兆ドル以上の赤字削減を目指した予算が組まれている。 この中には民主党の間で支持が高いエネルギーや輸送、住宅関連プ ログラムの削減なども含まれている。

ガイトナー長官は、「米国の財政赤字は極めて巨額であり、このよ うな状況を続けることはできない」と指摘、「赤字問題を放置すれば、 経済成長に打撃を与え、米国が弱体化する。歳入に合った運営に戻らな くてはならない」と訴えた。

また同長官は、あまりに急速に複数のサービスを削減すると、 「景気回復を損ね、多くの雇用が失われることになるだろう」と 述べた。

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