バーレーンの反政府デモで2人死亡、イランやイエメンにも波及

チュニジアやエジプトの政変に 端を発する政情不安が中東各地に波及している。バーレーンでは15 日、多数派ながら抑圧されているイスラム教シーア派住民への差別撤 廃や民主化を求めるデモで2人目の犠牲者が出た。イエメンではデモ 隊が警察と衝突。イランでも14日、2009年6月の大統領選の後以来 となる大規模な反政府デモが発生し、治安部隊が催涙弾による鎮圧に 動いた。

バーレーンの首都マナマ中心部の「真珠広場」では15日、前日の 警察との衝突で犠牲になったデモ参加者の葬儀の後、数千人が集結し て抗議のスローガンを叫んだ。バーレーン通信(BNA)によれば、 この日の葬儀で起きた衝突でもデモ参加者の1人が死亡した。シーア 派の主要政党は、議会をボイコットした。

イエメンではサレハ大統領の退陣を求めるデモが5日目に突入。 大統領府に向けて行進するデモ隊と警察が衝突した。

エジプトのムバラク前大統領を退陣に追い込んだ反政府運動をき っかけに民主化と人権を求める動きが活発化し、独裁体制が続く中東 各国の政情を混乱に陥れている。中東地域の原油埋蔵量は世界全体の 約6割を占める。

ロンドンの先物取引所ICEフューチャーズ・ヨーロッパの北海 ブレント4月限は53セント(0.5%)安の1バレル=102.55ドルとな った。14日は103.08ドルと、2008年9月以来の高値で引けた。

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