元ゴールドマン自己勘定の責任者、ヘッジファンド清算へ-運用不振で

米ゴールドマン・サックス・グ ループで為替の自己勘定取引の共同責任者を務めていたクリスチャ ン・シバジョシー氏が、自身の設立したヘッジファンドを清算する。 顧客宛ての書簡で明らかにしたもので、2009年以降の「運用成績の不 振」を理由に挙げている。

ブルームバーグ・ニュースが入手した同書簡によれば、このファ ンドはロンドンに本拠を置くセンパーマクロ・キャピタルが運用する 「センパーマクロ・ファンド」。シバジョシー氏は、同ファンド向け に構築した持ち高を、オプション取引一つを除いて全て解消した。今 後、資金を顧客に返還する計画だという。

書簡によると、同ファンドは年初から2.3%下落。10年は8.7%、 09年は27%それぞれ下落した。

シバジョシー氏は、04年にゴールドマンを退社した後にセンパー マクロ・ファンドを始めた。書簡の中で同氏は、金融データおよび、 米連邦準備制度理事会(FRB)による景気刺激策が世界の市場に与 える影響に関する判断を誤ったと説明した。センパーマクロ・キャピ タルのパートナー、ステファン・ポールマン氏によると、同ファンド は為替と株式に投資し、閉鎖決定の時点で約2億ドル(約167億円) の運用資産があった。

書簡によると、同ファンドは、ヘッジファンドがおおむね過去最 悪のパフォーマンスとなった08年に51%上昇した。シバジョシー氏 は書簡で「私は新たな危機が待ち受けていると、引き続き考えている。 それは、これまでで最大規模の危機となる公算が大きい」との認識を 示した。

同氏に取材を試みているが、現時点で返事はない。

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