ドイツ取引所とNYSE取締役会、経営統合できょう投票-関係者

ドイツ取引所とNYSEユーロネ クストの取締役会は15日午前、両社の経営統合に関して投票を行う 予定だ。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。合併すれば、株式・ デリバティブ(金融派生商品)市場を運営する世界最大の企業が誕生 する。

協議が非公開だとして関係者が匿名を条件に語ったところによれ ば、ドイツ取引所が新会社の取締役17人のうち10人を占める。両社 は先週、統合後会社へのドイツ取引所の出資比率が約59-60%にな るとの見通しを明らかにした。同社の時価総額は、両社合わせた14 日現在の時価総額の61.1%に相当する。

サンドラー・オニール・アンド・パートナーズのアナリスト、リ ッチ・レペット氏は、両社の証取に上場する企業の時価総額が約15 兆ドル(約1250兆円)と世界最大の規模であること以上に、先物・ オプション取引といった成長分野を共同で運営できることが統合のよ り大きな利点となる可能性があると語った。

取引所間の合併をめぐっては、シンガポール取引所が昨年10月 にオーストラリア証券取引所を運営するASXに買収案を提示。先週 には、ロンドン証券取引所グループ(LSE)がトロント証券取引所 を所有するカナダのTMXグループの買収で合意した。

フィフス・サード・アセット・マネジメントでNYSE株を含む 180億ドルの運用に携わるキース・ワーツ最高投資責任者(CIO) は14日、ドイツ取引所とNYSEの合併について、「デリバティブ分 野の成長が著しく、理にかなっている」と述べた上で、「この業界でこ れが最初で最後の合併にはならないだろう」と語った。

ドイツ取引所の広報担当ナオミ・キム氏とNYSEの広報担当リ ッチ・アダモニス氏はいずれもコメントを控えた。

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