バーナンキ議長:リーマン破綻での采配は適切-危機調査委で自己弁護

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は、金融危機調査委員会(FCIC)との非公開セッ ションで、米証券会社リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経 営破綻に至るまでの自身の采配は適切だったと一貫して主張した。

FCICが14日公表した聞き取り調査の記録で明らかになった。 89ページに及ぶ同記録によると、バーナンキ議長は2008年9月のリ ーマン破綻に言及し、「リーマンを救済しようと、われわれはあらゆる 努力をしたと私は最期の時を迎えるまで主張し続ける。しかし、法的 権限がないために最終的には同社を救えなかった」と語った。

バーナンキ議長(57)がFCIC委員からの質問に対して、普段 の講演や議会証言と比べて比較的率直な言葉を使っていたことを同記 録は示している。

議長はFRBによる個々の銀行監督を擁護する一方で、サブプラ イム(信用力の低い個人向け)住宅ローンを規制しなかった点で「幾 分か責任を問われてしかるべきだ」との認識も示した。また、「FRB の仕事は完全ではなかったが、多くの情勢で改善が可能かつ実際に改 善が見られる」と述べ、「米国外の世界と比べ、われわれが監督におい て特に責められるべきだとは思っていない」とも続けた。

FCICの最終報告書には09年11月17日の「非公開」セッショ ンでの模様の一部が記録されている。バーナンキ議長はFRBの失敗 や米政府がベアー・スターンズを救済しながらリーマンは破綻させた 理由などを語ったという。FRBが明らかにした同議長の日誌による と、同セッションは90分間に及び、金融危機の原因について自らの考 えを示した後に質問に答えた。

調査記録を一転公開

FCICは先週、この聞き取り調査の全容を当面は公開しないと し、内容を国立公文書館に移して5年後に公開する方針を示していた。 しかし、同委のタッカー・ウォーレン報道官によると、FRBは11 日遅くに公表に合意した。FRBのミシェル・スミス報道官は14日、 コメントを控えた。

また、バーナンキ議長は当時、議会が討議していた金融規制改革 について、ゴールドマン・サックス・グループのような大手の「破綻 に備えられないようでは、失敗だ」と発言。「ゴールドマンが経営破綻 し、債権者が資金を失い得るシステムが必要だ」と話したという。

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