ヤマハ発:今期予想は純利益9.3%増、特別損益の改善が寄与

自動二輪車を手掛けるヤマハ発動 機は15日、今期(2011年12月期)連結業績予想で、純利益が前期比

9.3%増の200億円と発表した。特別損益の改善などが寄与する。また、 前期(10年12月期)決算の純利益は183億円で、黒字転換した。

今期予想は、売上高が前期比4.3%増の1兆3500億円、営業利益 は同3.3%増の530億円と、増収・営業増益ながら、経常利益は同17% 減の550億円と減益の見通し。

今期の二輪車販売は新興国などを中心に拡大を見込む。営業利益 の段階で、売り上げ増による粗利益拡大で225億円、原価低減で120 億円などのプラス要因を見込み、為替の影響237億円、原材料価格変 動の影響100億円、研究開発費の増加83億円などのマイナス要因をカ バーする。

一方、今期の営業外収支は、前期に為替差益約41億円を計上して いた反動などで、悪化する。特別損益は、前期に減損損失で約66億円 などを計上しており、こうしたマイナス要因が改善する。

ヤマハ発の株価は決算発表後の午後の取引で急落した。一時は前 日比11%安の1518円となり、1525円で終了した。独立系調査会社テ ィー・アイ・ダヴリュ(TIW)の高田悟シニアアナリストは「リス トラなどを進めており、増収効果も出やすいはずだが、今期の営業利 益が市場予想を下回っている点が嫌気されている」との見方を示した。

ヤマハ発の柳弘之社長は決算会見で「さらなる販売が見込めるイ ンドなどで新しい二輪車を今年発表していく」と述べた。また、ベト ナムの年間販売については「今年にも90万台を超えて、近いうちに 100万台を超えるだろう」と語った。一方、懸念材料として、円高や 技術開発コストを挙げた。また、ヤマハ発の篠崎幸造取締役は、今年 の欧州で二輪車販売の回復は見込めないと述べた。

--取材協力:岩谷多佳子 Editors:Hideki Asai

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