中国:1月のCPI、前年比4.9%上昇に加速-新規融資1.04兆元

(3段落目以降に、新規融資やマネーサプライを追加して更新します)

【Bloomberg News】

2月15日(ブルームバーグ):中国の1月のインフレ率は、政府の 2011年目標を4カ月連続で上回った。食料品を除いた消費者物価指数 (CPI)は少なくともこの6年間で最も大きく上昇し、中国人民銀 行(中央銀行)に利上げの継続を促す圧力は高まっている。

中国国家統計局が15日発表した1月のCPIは前年同月比4.9% 上昇した。昨年12月は4.6%上昇。ブルームバーグ・ニュースが27 人のエコノミストを対象にまとめた予想中央値は5.4%上昇だった。 1月の生産者物価指数(PPI)は同6.6%上昇となり、12月の5.9% 上昇を上回った。

人民銀は同日、1月の人民元建て新規融資が1兆400億元(約13 兆2000億円)になったと発表。市場予想は下回ったものの、1月とし ては過去3番目の高水準を記録した。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の香港在勤エ コノミスト劉利剛氏は、「インフレ圧力は弱まっておらず、中国はすで に構造的インフレの時期に突入した」と説明、「今後、追加の金融引き 締め」があるとの見方を示した。

家賃上昇や2年間で48%増加したマネーサプライ(通貨供給量)、 日本を抜き世界2位の経済大国となった中国国内での需要拡大を反映 し、インフレが加速している。JPモルガン・チェースとモルガン・ スタンレーのエコノミストらは、インフレの高止まりを受け、当局者 らが今年1-6月(上期)に政策引き締めを前倒しする可能性がある と指摘している。

マネーサプライ

1月の新規融資は昨年12月の水準の倍以上だが、ブルームバー グ・ニュースがまとめたアナリスト予想中央値を1600億元下回った。 中国国営の新華社通信は当初、1月の新規融資が1兆2000億元と報じ ていたが、その後訂正した。

人民銀が同日発表した1月のマネーサプライ統計では、最も広範 な通貨供給量を示すM2が前年同月比17.2%増と、予想中央値の19% 増、昨年12月の19.7%増を下回る伸びにとどまった。記録的な融資 が中国の景気回復をけん引した後、人民銀による引き締め策が効果を 表し始めた兆しがあらためて示された。

国家統計局の盛来運報道官は昨年10月、CPIの新たな商品別の 比重を11年1月から導入する計画を発表。昨年のインフレ上昇の中心 となった食品の比重は改訂前の約33%から引き下げられた。ドイツ銀 行のエコノミスト、馬駿氏は14日、インフレ率が鈍化するとしたら、 それは比重調整の影響としか考えられないだろうと述べていた。

中国証券報は15日、統計局当局者1人を引用し、1月のインフレ 統計は「より徹底した」比重変更を反映していると報じた。比重改定 は5年ごとに行われるという。

--Li Yanping. With assistance from Jay Wang, Huang Zhe. Editors: Nerys Avery, Paul Panckhurst

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