米ゴールドマンのトゥール氏、地裁にSECからの訴訟退け求める

米投資銀行ゴールドマン・サッ クス・グループのトレーダー、ファブリス・トゥール氏は米連邦地方 裁判所に対し、米証券取引委員会(SEC)が同氏を相手取って起こ している民事訴訟を退けるよう求めた。SECは、トゥール氏がサブ プライム(信用力の低い個人向け)住宅ローン関連商品をめぐって投 資家を欺いたと主張している。

トゥール氏の弁護士、アンドルー・リス・デービーズ氏は14日、 米国外で行われた取引に関する民事上の申し立ての範囲を制限した米 連邦最高裁判決を、SECがかいくぐろうとしていると訴えた。最高 裁は昨年6月、モリソン対ナショナル・オーストラリア銀行(NAB) の係争でそうした判断を示している。

デービーズ弁護士は、ニューヨークの連邦地裁のバーバラ・ジョ ーンズ判事に対し、「アバカス2007-AC1」と呼ばれる債務担保 証券(CDO)などの取引は米国外で行われたため、米証券取引法に 基づいてトゥール氏の責任を問うことはできないと述べた。SECは 当初、昨年4月にトゥール氏を提訴。同年7月のゴールドマンとの和 解後、11月22日にトゥール氏を再び提訴した。

SEC側のローリン・ライスナー弁護士は、取引は海外でなくニ ューヨークで行われたと主張。「アバカスはニューヨークにあるゴー ルドマン・サックスでアイデアが生まれ、組成・販売された。トゥー ル氏には、その取引に対し最終的な責任がある」と述べた。

トゥール氏と同氏の弁護士、SEC弁護士のいずれもコメントを 控えている。ジョーンズ判事は後日判断を示すと述べた。

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