ティラド株2年4カ月ぶり高値、収益予想を増額-建機向け好調

ラジエーターなど熱交換器メーカ ーのティラド株が一時、前日比7.8%高の429円と3連騰。2008年10 月以来、約2年4カ月ぶりの高値を付けた。建機向けを中心とした販 売の好調、生産性向上などを理由に今期の収益予想を増額したため、 足元の良好な事業環境を評価する買いが優勢となった。

同社が14日の取引終了後に発表した短信などによると、今期 (2011年3月期)の連結営業利益予想を従来の34億円から45億円に 上方修正した。10年4-12月期の連結営業損益は、前年同期の11億 円の赤字から36億円の黒字へ転換。中国向けの建設産業機械用を中心 に国内需要がおう盛なほか、エコカー補助金終了後も同社受注車種の 販売が好調で、自動車用も堅調に推移しているという。

4-12月の用途別販売状況を見ると、全体の33%を占める建設産 業機械用は209億円で、前年同期の108億円から94%増えていた。自 動車用も同27%増。

立花証券の平野憲一執行役員は、「ラジエーターの売り上げが四輪 車向けで回復、二輪車や建設機械向けでもかなり伸びているが、何よ りも経常利益の前期比38倍の上方修正、これが一番大きい」と指摘し た。会社側の新しい経常利益見通しは45億円と、従来計画の35億円 から29%増額された。前期は1億1700万円。

さらに平野氏は、2014年3月期に連結経常利益で今期見込みに対 して約5割増となる65億円を目指すなど、一段の業績の伸びが期待さ れる点も好感されているとしていた。

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