アジアの発電用石炭:契約価格36%上昇の可能性-豪州豪雨で供給懸念

アジアの電力各社は今週、石炭生 産会社と価格交渉を開始するが、最大36%の値上げ受け入れを余儀な くされる可能性がある。オーストラリアやインドネシア、南アフリカ 共和国、コロンビアでの豪雨の影響で石炭生産に支障が出たためだ。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチやUOBケイ・ ヒアン、シティグループ、ナショナル・オーストラリア銀行(NAB) のアナリストらは、2011年度(11年4月-12年3月)の価格が1ト ン当たり125-133ドルに上昇すると予想している。スイスのエクスト ラータが昨年8月に明らかにしたところによると、日本の電力会社が 合意した10年度の契約価格は98ドルだった。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)の商品調査担 当責任者、マーク・パーバン氏(メルボルン在勤)は電話インタビュ ーで「豪州だけではなく、各地で依然として供給懸念が続いている」 と指摘した。同銀は契約価格が125ドルに上昇するとみている。

コロンビアやインドネシア、豪州が豪雨に見舞われ、石炭生産に 支障が出ている。豪州では昨年12月と今年1月に洪水が発生し、最大 の産地であるクイーンズランド州で炭鉱の操業が停止されたほか鉄道 も寸断された。08年には、洪水の影響で同州からの供給に支障が出た ことを受け、石炭価格が2倍以上に高騰し過去最高値の125ドルに達 した。シティグループによると、価格交渉は今週始まる見通し。

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