シカゴ小麦:08年以来の高値-政情不安で需要増、中国では干ばつ

シカゴの小麦相場は2008年以来 の高値を付けた。中東と北アフリカで政治的緊張が高まり各国政府が 穀物輸入を増やす兆しがある一方、中国では干ばつが穀物生産に影響 を及ぼす恐れがある。

世界最大の小麦輸入国であるエジプトは11日、米国産5万5000 トンを含む17万トンの小麦を買い入れることで合意した。ロイター 通信によると、イラクは米国とオーストラリアから小麦を購入。中国 政府が、降雪により乾燥した状況が緩和されることはないと発表した ことを受け、世界最大の小麦消費・生産国である中国の価格は過去最 高水準に達した。

シカゴ商品取引所(CBOT)の小麦先物5月限は、前週末比5.25 セント(0.6%)高の1ブッシェル当たり9.04ドル。一時は9.1675 ドルと、中心限月としては08年8月以来の高値を付けた。干ばつの 影響でロシアの生産高が落ち込み、豪州とカナダでは洪水により穀物 が被害を受けたため、小麦相場は過去1年間で80%高騰している。

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