自民・谷垣氏:関税など予算関連法案に協力余地-与党は提案を

自民党の谷垣禎一総裁は14日午後、 日本記者クラブでの講演と質疑応答で、政府が今国会に提出した2011 年度予算案には賛成できないが、一部輸入品の関税軽減措置の延長な どを定める「関税定率法案」や税制など予算関連法案の一部について は、「いろんな考え方がある」と成立に協力する余地があることを明ら かにした。

谷垣氏は講演で、今国会での法案対応について「子ども手当のよ うなものは反対をしているし予算も賛成するわけにいかない。税制に 対する取り組みはどうするかということはいろんな考え方がある」と 強調。その上で、予算を執行するための関連法案について「どう混乱 を避けるかについて政府・与党がいろいろな案を作って、問いかけが あってしかるべきだ」と語った。

参院で野党が多数派を占める「ねじれ国会」では、予算案のよう に衆院議決の優越規定がない税制などの関連法案を成立させるために は、一部野党の協力が必要。谷垣氏の発言は国民生活の混乱を回避す るため、与党側から提案があれば一部については協力を検討する考え を示したものだ。

谷垣氏はまた、「これは認めるよ、これは認めないよと、あまりす ぐ安心させてもいけない」と指摘。関税定率法案について「われわれ が与党をしていた時も、『野党は何かするかな』と思ったがそうはしな かった。そういう過去の歴史をわれわれは十分承知している」と述べ た。

税制改正関連法案については「いろんな考え方があると思うが毎 年4月、5月に総税収がガサッと入ってくるわけでもないので、その へんのまわし方というのは当然、工夫があるし、与党も十分ご承知だ ろうと思う」と混乱を回避する方策はあるとの見解を示した。

一方、民主党のマニフェスト(政権公約)の基本構造が国の財政 を圧迫しているとも指摘した。

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