中国:1月の貿易黒字、市場予想を下回る-輸入は前年比51%増

中国の1月の貿易黒字は約65億 ドル(約5400億円)となり、市場予想を下回った。景気回復と商品 相場上昇で、輸入が前年同月比51%増加したことが影響した。

1月の貿易黒字は9カ月ぶりの低水準。ブルームバーグ・ニュー スがまとめたエコノミスト予想の中央値は113億ドルだった。昨年 12月の実績は約130億ドル。

税関総署が14日にウェブサイト上で発表した資料によれば、1 月の輸出は前年同月比38%増だった。1月のデータには、春節(旧正 月)の時期に関連したゆがみが生じた。今年の春節の連休は2月2日 に始まり、昨年より約2週間早かった。

同日発表された日本の国内総生産(GDP)統計では、中国が日 本を抜いて世界2位の経済大国になったことが確認された。中国の貿 易黒字が縮小しても、人民元の価値をめぐる緊張は緩和されない恐れ がある。週末にパリで開催される20カ国・地域(G20)財務相・中 央銀行総裁会議では、人民元相場に関する議論が行われる公算が大き い。一部の米議員は対中制裁法案を再提出している。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)のエコノミス ト、劉利剛氏(香港在勤)は、中国は「向こう数カ月のうちに、月間 ベースで再び巨額の貿易黒字を計上するようになるだろう」と述べ、 1月に記録した輸入の増加ペースは持続不能だと付け加えた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE