中国工商銀証券部門、同業他社からの人材獲得強化へ-海外進出に伴い

世界最大の銀行、中国工商銀行の 証券部門、ICBCインターナショナル・ホールディングスは世界の 同業他社からの人材獲得を強化する方針だ。同社は助言事業で米モル ガン・スタンレーやスイスのUBSなどに対抗するため、海外に進出 している。

ドイツ銀行から先月、同社に移籍したマリー・マクロード副最高 経営責任者(CEO)は今月11日のインタビューで、「当社は人材の 国際化を一層進めている」と指摘。「顧客基盤とプレゼンスは引き続き 国境を超えて世界に広がっており、国際的な枠組みの中で事業運営の 経験を持つバンカーを確保する必要がある」と述べた。

マクロード副CEOによれば、同社は中国企業の新株発行や買収 候補選びを支援する以外の事業に乗り出す中で、現在総勢250人の人 員を今後2年で「大幅に」増やす計画だ。ただ、それ以上の詳細は明 らかにしていない。同副CEOは就任以前、ドイツ銀行のアジア太平 洋地域の投資銀行部門で最高執行責任者(COO)を務めていた。

ICBCインターナショナルは2009年に営業開始した。昨年9月 には、史上最大規模となるブラジル石油公社(ペトロブラス)の700 億ドル(約5兆8200億円)の増資に共同主幹事として参加。中国の投 資銀行として初めて、国際市場での増資を手掛けた。

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