JPモルガンCEO:米金融危機の元凶は住宅公社-危機調査委で証言

JPモルガン・チェースのジェイ ミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、米政府管理下にある住 宅金融の政府支援機関(GSE)のファニーメイ(連邦住宅抵当金庫) とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を「史上最大の災厄」と 表現し、両社が米金融危機の元凶だとの認識を示した。

ダイモンCEOは、米議会の金融危機調査委員会(FCIC)に 対して2010年10月20日、「これは起こるべくして起きた事故だった」 と証言した。FCICは今月10日、危機の原因に関する1年半にわた る調査で収集した証言の音声を公開した。

同CEOは委員に対し「われわれは皆、それについて知っており、 懸念を抱いていた。しかし、それに対して誰も何もしなかった」と語 った。

かつて株式を公開していたファニーメイとフレディマックは、米 住宅市場を支えるという公的使命を果たすことを目的に、連邦政府か ら税の優遇措置や補助金を受けてきた。ダイモンCEOは、両社がサ ブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンなど高リスクの融資 を実施し、それが世界中の金融機関による計1兆9000億ドル(約158 兆円)余りに上る評価損計上につながったとの見解を表した。

同CEOはまた、金融業界全体の緩い融資基準と、銀行による行 き過ぎたレバレッジとリスクテークも危機の一因との見方を示した。

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