東電波株が9カ月ぶり下落率、PND低迷で10-12月は営業赤字転落

水晶製品大手の東京電波の株価が 大幅続落。前営業日比7.6%安の656円と、2010年5月19日以来、約 9カ月ぶりの日中下落率を記録した。PND(ポータブル・ナビゲーシ ョン・デバイス)や業務用無線向けが低迷、足元で業績が悪化している ことが懸念された。

東電波が10日の取引終了後に公表した10年10-12月決算による と、本業のもうけを示す連結営業損益は7100万円の赤字と、前年同期 の4900万円の黒字から悪化した。4-9月(上期)は2億6600万円の 黒字だった。

同社執行役員総務部長の谷田清昭氏によると、「スマートフォン (高機能携帯端末)向け以外の製品群がおしなべて悪く、円高の悪影響 も受けた」。特にPNDは生産調整があったほか、価格競争などで製品 単価も下落、全体の足を引っ張ったという。

谷田氏は「4月には製品受注も復活すると予想しているが、当面は 厳しい」と話す。東電波の通期(11年3月期)連結営業損益予想は3 億円の黒字(前期実績は1億9600万円の赤字)。みずほ証券は10日付 で同社株の投資判断「アンダーパフォーム」を継続している。

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