与謝野経財相:GDP減は特殊要因-一見足踏みも経済上向き

与謝野馨経済財政担当相は14日午 前の記者会見で、昨年10-12月の日本の実質国内総生産(GDP)1 次速報値が前期比年率マイナス1.1%と、5四半期ぶりに落ち込んだ ことについて、「特殊要因で起きたこと」とした上で、「一見足踏み はしているが、経済は上向いている」と述べ、特に対策を取る状況で はないとの見解を示した。

与謝野経財相は今回の結果について、7-9月期の自動車やたば こなどの駆け込み需要の反動減による民間消費の減少やアジアを中心 とした輸出の減少を指摘。その上で「このところ、自動車の販売や生 産に底打ち感が出ており、一部に持ち直しに向けた動きが見られる」 との認識を示した。日本を取り巻く経済環境についても「米国経済も 非常に力強さが見えてきた。中国やアジアもむしろ過熱気味で金利を 上げる状況で、必ずしも悪くない」と強調した。

先行きについては「当面は弱さが見られるが、海外経済の改善や 各種の政策効果を背景に景気が持ち直していくことが期待される」と 述べる一方で、「海外経済や為替市場の動向には注意が必要だ」と語 った。

さらに、「現在の国会状況を見ると、予算、予算関連法案や税法 がスケジュールに合わせて通るかどうかということも市場関係者にと っては不確定要因として認知されている」と述べ、予算関連法案の動 向によっては政治の問題解決能力に対する市場の信頼もリスクの1つ となり得るとした。

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